【一般論と体験談】ベトナム人との国際結婚で大変なこと8選

国際結婚に関して一般的に大変だと言われていることについて、自分の経験を交えてまとめてみました。

言語の壁

【一般論】

お互いの言語能力に大きくよりますが、多くの国際結婚で一番のハードルは言葉の問題でしょう。使用する言語は基本的には夫の母国語、妻の母国語、お互いの第二言語である英語、それぞれのミックスのいずれかになるかと思いますが、どちらの国で暮らすかが大きいです。基本的には住む国の言語に合わせることになるはずです。

ただ、日越カップルの場合、使用言語は圧倒的に日本語が多いです。日本国内・ベトナム国内どちらにしても、日本語を話せるベトナム人(特に若い世代)はかなりいますが、ベトナム語を話せる日本人はレアです。日本人にとって発音が超難しいベトナム語は最難関に分類される外国語です。一方、日本語も文字や文法は難しいですが、発音が簡単なのでベトナム人パートナーに日本語を習得してもらう方が現実的・効率的です。

とは言え、言葉の問題は夫婦間だけでなく、お互いの家族とのコミュニケーションでも問題になります。夫婦間はどちらかの努力で何とかなっても、義理の家族とは通訳なしで会話ができない、という状況になってしまいます。なので、やはりお互いにある程度の言語の習得が求められます。

【自分の体験談】

僕らの場合、出会いはフィリピンの英語学校であり、お互い中級の英語力があります。なので、これまで99%英語でコミュニケーションを取ってきました。日本に住み始めて妻の日本語も少しずつ上達してきたので、最近は徐々に会話で日本語の割合が増えてきました。家族に関しては、幸い義理の妹弟も少しは英語が話せるので助かっていますが、義理の両親は全く英語が話せないので「○○食べる?」みたいなボディーランゲージのみで、ちゃんとした会話はゼロです。妻の留守中に彼らと一緒に居る時は正直気まずいです。

文化・習慣の違い

【一般論】

言語の次に挙げられるのが、文化・習慣の違いです。国の組合わせによって全然違います。日本とアフリカの国々などなら想像もできないことが多々あるかと思います。しかしながら、ベトナムの宗教・信仰は主に仏教と祖先崇拝で、日本と親和性があります。日本の仏教とベトナムの仏教では、お寺の雰囲気など確かに違い(ベトナムのお寺や仏壇はめちゃくちゃ派手w)はありますが、生活上大きな差はないと言っていいと思います。祖先崇拝も日本より強いものの、日本人からしてもそれほど意外なものではありません。また、調査によると、「ベトナム人の約半数は特に信仰・信仰心を持っていない」と回答しています(参照:芝井清久. (2015). インドとベトナムの文化的特徴と日本に対する印象―アジア・太平洋価値観国際比較調査による考察―, 新情報, 103, 33-42.)これは無宗教が大多数である日本人と似ています。日越カップルで宗教的習慣が問題になることはほぼないと思われます。

【自分の体験談】

僕ら日越夫婦でも特に文化的な差異で大きなトラブルになったことはありません。ただ、大したことない細かいことを挙げればいくつか気になることはあります。例えば、寝床に関する意識です。汚れた(汗かいた)体で布団に入ることにを気持ち悪いと感じる日本人は多いかと思います。ベトナムには昼寝の習慣があります(会社でも皆昼寝します)が、夜はともかく昼寝の前にわざわざシャワーを浴びたりはしません。真夏に汗いっぱいかいた状態で気にせず布団で昼寝する妻の行動に対して若干抵抗はあります^^;

食事の好みの違い

【一般論】

食事の好みが合う合わないはとても重要です。毎日一緒に食事をとるので、好き嫌いが合わないと困ります。毎回夫婦のどちらか、あるいはお互いが妥協するのはストレスですし、夫婦で別々の料理を作るのは非効率でコストもかかります。国際結婚に限らずですが、国際結婚だと子供の頃から全然違う物を食べているので、日本人同士よりも味の好みの差が大きくなる可能性が高くなります。

ただ、ベトナム料理は外国料理の中ではかなり日本人の口に合います。日本の料理と似たような味付けの料理も結構あります。強いて言えば、日本人は香草が苦手かもしれませんが、あくまでトッピングなので入れなくても大丈夫です。反対に日本料理もベトナム人受けが良く、納豆ような日本人でも好みが大きく分かれる特殊なものを除けば、だいたいは好まれます。実際、ベトナム国内にも日本食レストランが人気でどんどん増えています。

【自分の体験談】

僕達日越夫婦はお互い日本料理、ベトナム料理両方好きですし、元々好き嫌いもあまりないので味の好みで問題になることはほとんどありません。唯一苦手だった辛い料理も、ベトナムに3か月住んでいる間に頻繁に食べていたら慣れて、今ではかなり辛い物も美味しく感じるようになりました。ただ、ベトナム料理に欠かせないヌクナム(魚醤)の臭いは強烈で今も慣れません(苦笑)

各種手続きが大変

【一般論】

国にとっては短期ビザの場合、不要であることもありますが、どこの国も国際結婚の手続きと長期ビザ(在留カード)の申請は容易ではありません。また、日越の場合、日本人はベトナムへは2週間ノービザで滞在できますが、ベトナム人はビザなしでは日本に渡航すらできません。

日本人同士の結婚なら婚姻届け1枚書いて役所に提出するだけで済みますが、国際結婚は両国で手続きをする必要があり、書類もたくさん用意しなければいけません。それでも必要書類を揃えれば基本的に手続きは完了する結婚手続きはまだマシと言えます。日本で住むための在留資格は審査も厳しく、長期化するため本当に大変です。そのストレスで別れるカップルもいるくらいです。審査落ちも珍しくありませんし、多くの人がそれなりの金額を払っても行政書士に依頼します。

そして、結婚と在留関係の手続きが大変もさることながら、それらをクリアしたとしても、まだ苦労事はあります。日本人同士なら協力・分担してできる色々な手続きも、言語上の理由から、基本的に全て母国に住んでいる側がしなければならない、ということです。これは見逃せないストレスポイントだと思います。

【自分の体験談】

今のところ、行政書士に頼らず何とか自分達で全ての手続きをできていますが、手続きに関して何度も喧嘩、というか妻がイラつき雰囲気が悪くなることはありました。大変さの中には手続き自体のめんどくさに加えて、パートナーの機嫌を取るしんどさもあります。

日本在住の僕らの場合、当然日本人の僕が役所の手続きから各種契約まで担当します。言葉の壁がある外国に移住してくれている妻には感謝ですが、正直この点に関してストレスに感じていることは否めないです。

母国以外での就職が困難

職場でプレゼンする妻

【一般論】

これも大きな問題です。海外就職は本当に難しいですよ。ベトナムは日系企業の進出が進んでいるので他の国と比べれば日本人が就職しやすい国ですが、それでも需要のあるスキルと経験がないと厳しいことには変わりありません。一方、日本は雇用形態はともかく飲食店やコンビニなど日本人が嫌がる職場などは外国人がよく採用されています。

【自分の体験談】

職歴がカスな僕はホーチミンで約3か月就活をしましたが、内定0でした(´・ω・`) 海外移住するなら何か強力なスキルや経験がないとパートナーの稼ぎに依存することになります。

帰省しにくい

【一般論】

日本人は帰省は年に1回で十分、0回の年も普通にあることが珍しくないかと思いますが、多くの外国人は家族の結付きが強いので、より頻繁に帰省したがります。国際結婚の場合、片方の帰省先は当然海外になるので、費用が高くなりがちです。アジアはまだマシですが、ヨーロッパなどならかなりきつい出費になると思います。また、なかなか行けないので1週間くらいは滞在したいと思っても、日本の会社だとそのようなまとまった休みをとることが難しいです。

日本ベトナム間ではFSC(フルサービスキャリア)のANA、JAL、ベトナム航空の他にLCC(ローコストキャリア)のベトジェットが就航していますが、運航が再開してもコロナの影響により座席の間隔を空けて運航せざるを得なくなるかもしれません。狭い座席間隔で搭乗率を上げて料金を安く抑える、というLCCのビジネスモデルが立ち行かなくなれば値上げも十分考えられます。

【自分の体験談】

妻の希望は半年に1回くらいの頻度で帰省することです。僕もできれば頻繁にベトナムに行きたいですが、費用的にも休みの取得的にも年1、2回が現実的かなと思っています。早くコロナが収まって国際線が元通りになってほしいです。

仕送り問題

【一般論】

先進国と発展途上国のカップルや家族間で経済格差がある場合、仕送りをしなくてはならないケースは珍しくありません。日越カップルのツイートやブログを見ていても、少なくない方がたびたび仕送りで困っているようです。少し話しづらい話題かもしれませんが、結婚前から相手に確認・相談しておくことが大切です。

【自分の体験談】

僕は幸い今のところ全くお金の無心はされていません。むしろ僕らがお金に困ったら援助するとまで言ってくれています。代わりに「孫はまだか(お金が厳しいなら送るから早く作れ)」と言われていますが。ちなみに、「子供はまだか」という質問は、昨今日本ではセンスティブな話題と捉えられつつありますが、ベトナムではまだまだ遠慮なく聞いてきます。

世間体があまり良くない

【一般論】

残念ながら、日本では国際結婚は多かれ少なかれ偏見に晒されます。「日本人にモテないから外国人に走った」というネガティブなイメージを持つ方は少なからずいます。相手が欧米人(白人)なら羨ましがられることもありますが、例えば、東南アジアの人などの場合、冴えない日本人男性が経済格差を盾に東南アジア人女性と結婚、と見られることが多いです。実際、年の差婚ではそういったケースが多いのは否定できません。

ベトナムはと言うと、国際結婚することを親などに伝えた時、眉をひそめられても、相手が日本人だと分かると「ならいいよ」と言われるほどには日本人の印象は良いですが、それでもやはり金目当てのイメージは持たれています。

【自分の体験談】

自分は今のところ上述ような場面には出くわしていません。というか、内心思っていても実際口に出す人はほぼいないでしょう。一方、妻は友人に日本人である僕との交際・結婚を伝えた時、まず聞かれるのが僕の年齢だそうです。やはり年の差婚のイメージが根強いんだと思います。

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